本棚食堂
お疲れ様です。M.Yです。
最近「本棚食堂」さんというYouTuberを見つけました。
料理動画を高画質・高音質のASMR的構図に落し込み、飯テロを愉しむだけでなく洗練された感覚に癒される内容。
画角の良さ、部屋のレイアウト、使用する音楽など何から何まで「センス」が良い。
どうやったらセンスが身につき、こうした表現ができるようになるのでしょうか。
1つだけ言えるのは、センス・お洒落さは後天的なものであるということ。
私は父親が美術教師、母親が元音楽教師いう芸術の血系なわけですが、小学校の段階で体育会系に舵を切ってしまったために、描ける絵は「ドラえもん」だけ、弾ける曲は「猫踏んじゃった」くらいという始末。
私の例から分かるのは「遺伝的にお洒落な人間はいない」ということです。
その人のもつお洒落さとは、洗練したものに触れてきた時間と、文化的活動への取組みの積み重ねの結果であると思います。
本棚食堂氏もこれまでの人生で、カルチャーを常に傍らにしながら生きてきたのでしょう。
ファッションやライフスタイル、カルチャー系の雑誌を継続的に愉しみ、時に素敵な景色を写真や動画に収め、音楽や映画にも造詣が深いはず。
こうした文化的時間を経る中で、人間としての美的感覚が洗練されていったのだと思われます。
そう考えると後天的に何かを身につけるということは、知識であれ、技術であれ、感覚であれ、体力であれ、全ては時間の投資の産物であると思わされますね。
サラリーマンとして仕事に没頭し、文化的な活動を欠いて日々を生きていると、センスとやらは永遠に磨かれない。
身につけたいことを自分の人生の中でバランスよく配分し、時間を投資していくこと。
これが豊かな人生の送り方だと思います。
(ということで早速楽天マガジンに登録して雑誌を読み、家にあるピアノの練習をしようと思います。)
M.Y